30年ぶりに戻ったら (24) — 乾燥感覚がちがう

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【 もう乾いてる?】

日本で好きなことの一つは、晴れた朝、外に洗濯物を干すこと。ヨーロッパにこの楽しみはなかった。

短い時間で何でもカラリと乾く。

乾いた洗濯物の香りが好きだ。そういうとき、関東の日射しは強いんだと気付く。冬でも蒸し暑い夏でも。

私の住んだアルプスの北には、そんな日射しはまず無かった。洗濯物は室内で乾かした。空気が乾燥しているので、大判のシーツでもなんでも一晩でカラカラに乾いた。(アパートに乾燥機はあったが、使ったことはない)

ところがその乾燥という感覚に、母と私とでは違いがあるようだ。私が乾いた洗濯物を家に取り込むと、それを触ってみて母は「まだ充分乾いてない」と言う。

は?😳私の触覚では充分乾いてるんだけど。

湿度は高くても日に当てて洗濯物を干す関東地方と、空気は乾燥していても洗濯物は室内に干すアルプスの北との違いが、ここにある。

充分日に干した洗濯物は、高温多湿の日本では数少ない、ヨーロッパよりも乾燥したものの一つなのだ。

これはどちらが良い悪いという話ではありません。世界はこんなもんだということで。

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学びのポイント:人の主観は互いに比較の出来ないものの一つ。その違いはどこから来るのか、問いをこのように立て直そう。一層互いを理解出来るようになる。

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