スイスにお正月はない?

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【あるといえばある】

あるといえばあると言えます。新しい年の最初の日はあります。

けれどもそれは日本のお正月のような晴れやかで福々しい日ではありません。普通の月初めの日と違うところは、スイスでも全国的に祝日になっていることです。

世の中は2日から平常営業です。クリスマス休暇中の人も多いので、街は普段より静かですが、でも違いと言えばそれぐらいかな。とまあ、さっぱりしたもの。

日本のお正月はその年の神様を迎える行事ですから、神聖な気分にもなりますし、初詣に出るのもなにやら有り難い気分になるものですよね。でもそういうしきたりのない国では、1月1日に特別な感慨はないのでしょう。

まだ会社に勤めていた頃のこと、私は一度だけ、1月2日から出勤したことがありました。ところがどうしても仕事に手が着かないのです。気が乗らない。ヨーロッパに住んで何年も経つのに!自分で驚きました。それ以来、私は三が日は休暇を取ることにしました。1年の最初の3日間、自分の周りは平常営業でも、私はそれなりに新年を祝う気持ちで仕事を休まないと体が動かないのです。これは不思議ですねえ。

お正月は淋しいですが、こういう機会には自分が何を大切にしているか、何を当たり前と思っているのか、ハッと気がつくものです。

思い込みは誰にでもある。外国に行けば、あなたの常識はその土地の常識ではない。けれどもそれがあなたの全く想像もできないような方向に違うとしたら?

これがビジネスなら、笑い話で済まされません。日本人上司と現地人社員の意識のすれ違い、合併相手の企業文化との不和などの原因は、大抵はこういう互いの「これが常識でしょ!」の食い違いに起因するのです。

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