30年ぶりに戻ったら (22) — 日本てふしぎ(つづき)銀行の謎

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【日本の銀行て人が多い】

(3) 銀行の謎

日本の銀行て人が多いなあ。お客が多いのではない。銀行員の数だ。

先日ある銀行で、入り口を入って整理券を取り、カウンターに行くまでに、二人のお迎えの方に次々に案内された。

スイスの銀行は閑散としていた。お迎えも整理券も無く、客はただカウンターに並んだ。

ひゃー!日本では、私がATMを使って自分の銀行口座からお金を引き出すのに、手数料がかかる時間帯がある😳 それも安からぬ金額が。私が機械を自分で操作して自分のお金を出すのに、なぜ?

こんなこと、スイスでは聞いたことがない。

これはどちらが良い悪いという話ではありません。世界はこんなもんだということで。

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学びのポイント:あなたが日々行っていることがそのままでいいのか?当たり前すぎることこそ、子どもの目で見て問うてみよう。それはあなたの思い込みを外し、より自由にものを見る力になる。

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30年ぶりに戻ったら (18) — わたしを信じて!

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【 人を信じる国?】

家に引いたネットが安定しているので、繋ぎに使っていたポケットルーターを解約した。

ポケットルーターの名義人は母だった。それを買ったとき私は日本に住所がなかったので、契約できなかったのだ。やむなく母が契約者になった。

私が解約手続きをするためには、代理人証明書が必要だった。その用紙を見てビックリ!

母が私に委託したと証明するために、母の自署による住所、氏名の記入が必要だった。その用紙を持参する私の本人確認のために、私は指定された書類の中から二種類を証拠として持参することとある。運転免許証、または住民票、または何とかかんとか。

そんなに私を疑うの?

あんまり面倒なので、足の悪い母に事情を説明し、2人でタクシーに乗って解約手続きに行った。母には面倒をかけたが、自署の書類は不要で、母自身のIDは一つでよかった。それがまた国民健康保険証でいいというのだ。

はあ?ID確認するのに写真が無いカードでもいいんですか?

ああ、日本は人を信じる国なんだ。

こんなのもある。銀行に行って30年前に作った海外居住者専用口座を解約しようとしたら、30年前と全く同じサインをしてくださいと言われた。

はあ?サインは誰のものでも年月を経て変化するんですが。

そんなに私を疑うの?さっきパスポートも見せたでしょ?

本人確認はスイスでも色々な機会にあった。保険会社やクレジットカード会社に電話すると、まず氏名、住所、生年月日を聞かれた。聞かれる情報はいつも同じ。悪い奴がいたらこれでだませるな、と思いながらも、ほどほどに面倒で簡便なこの方法は現実的な解かなと思っていた。

そのかわり、サインの入った文書の効力は絶対だった。30年前と同じサインでなければ困ると言われたことはなかったが。

本人確認に念には念を入れるのは警察などのプロに任せ、日常レベルではほどほどにゆるい方が暮らしやすいのでは?

これはどちらが良い悪いという話ではありません。世界はこんなもんだということで。

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学びのポイント:あなたの周りにも単純化できることがあるかもしれない。見回してみよう。それはビジネスのアイデアになるかも知れない!

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30年ぶりに戻ったら (13) — 日本はICT大国だけど、、、

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【おや、スイスよりのろい】

うわーーーい、インターネット開通!!🍾🍾🍾

間に合わせ用のルーターから設置型へ。安定度が違う。

これでもう、Zoomミーティングの途中、突然画面から消えなくて済む!

メールを書き終え送信ボタンをおしてから終了まで、待ち時間ゼロ!

初めに電話会社のショップを訪れてから三週間。ネット開通に4-5日かかっていたスイスをのろいと思っていた私、思えば世界を知らなかった。

これはどちらが良い悪いという話ではありません。世界はこんなもんだということで。

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学びのポイント:見かけと現実の間にギャップがあることは、情報通信技術(ICT) だけではない。良く注意して事実を見よう。そこにサービス改善や新しいビジネスのアイデアがあるかもしれない。

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30年ぶりに戻ったら (12) — 日曜日は営業日?!

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30年前パリに住み始めた頃、多くの個人商店が昼時に店を閉めるので驚いた。

日曜日に開店する店はなかった。

ゴミ箱から何から、家具を買い整える用事はいくらでもあったのに😱。フルタイムの仕事のある私にとって、日曜日に買いものできないのはキツかった。

この人たちはなぜ勤め人に買いものする時間のある日曜日にお店を閉めるんだろう?不思議でならなかった。

ジュネーブに移ったらもっと大変だった。

日曜閉店は当然ながら、頼みの綱の土曜日には午後5時に店が閉まる!パリでは7時までは開いていたというのに。そのため、土曜日は仕事のある平日よりもっと忙しい日となった。

しかし30年間欧州に住むと、そういう暮らしのリズムにもすっかり慣れた。

日本に来てビックリ!

家の改装をする材料を買ったDIYのお店でのこと。ベニヤ板などの配達を頼むと、「次の日曜日にお届けします」

え!?耳を疑った。日本では日曜日が営業日なのか!

これはどちらが良い悪いという話ではありません。世界はこんなもんだということで。

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高層ビルと金刀比羅宮の同居する東京

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学びのポイント: あなたの街で、街中が完全に休息する日が週に1日あったらどうだろう?案外ホッとする人は多いのではないだろうか?そしてそれは、やればできることだと、欧州の多くの街が証明している。

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30年ぶりに戻ったら (11) — 名刺交換がネットワーキングの始めで終わり?

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【ビジネスも紙で?】

ビジネスパーソンの集まりにもボチボチ出かけ始めた。名刺をたくさん持って。
ところが直ぐに気がついた。大半は名刺交換したら会話は終わり。

え!?

頂いた名刺を見て、私が「これはどんなお仕事なんですか?」「何年続けておられますか?」などと話しかけ、その方と会話を繋げようとすると、だんだん相手の方からなにやら居心地悪そうなオーラが出てくる。気を読まない私だが、これは”あなたとの会話にこれ以上引き留められたくない”というサインか?と気付く。

じゃあなぜネットワーキングの集まりに出てくるんだろう?

人と知り合わなくてもいいから、名刺を集めるだけ?

私の付き合ったヨーロッパの人々がどの人も皆社交上手とは思わない。色々な人がいた。ジュネーブの人々のなかなか打ち解けない気風には手の打ちようがないと感じたものだ。それでも、ヨーロッパの人々は社交の場では話をするものと、一応は心得ていたように感じる。

方や日本の人々は礼儀正しく名刺交換するプロトコルは熟知しているのに、自由回答になるとからきし答えが出てこない。ましてや、私に質問する人などは皆無に近い。会話が弾まないのだ。それどころか、だんだん私が相手の身元調査をしているような気がして申し訳なくなってくる。

会話しない人々は、答えるものを持たないのではない。ひとりひとり、ちゃんと何かをお持ちのはずだ。ただ、そういうご自分を語る方法を知らない。圧倒的な練習不足なのだ。

国際ビジネスの場で日本人はここで損をする。

これはどちらが良い悪いという話ではありません。世界はこんなもんだということで。

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学びのポイント:まずあなたの目の前にいる相手に興味を持とう。会話の練習は毎日できる。それを積み重ねるかどうかで人生は大きく変わるだろう。

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30年ぶりに戻ったら (10) — なぜ日本の衰退の原因がダイバーシティから透けて見えるのか?

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【力尽くでムキにならないと
ダイバーシティはできない】

ここまでブレのない、本気で本音のダイバーシティに対する考えを聞いたことがなかった。日本にもこんな経営者がいらっしゃるのだ!嬉しくなった。
興奮が醒めないうちに、私の主観で拾った要点をシェアします。(御注意、長文です)

先日カルビー会長兼CEO、松本晃さんのお話しを、リーダーシップ111(ワン・ワン・ワン)の会合で伺いました。

・ダイバーシティは会社の成長に不可欠。しかし私はフェミニストではない。
・ダイバーシティ推進は誰かの既得権益を奪うことになる。抵抗があるのは当然だ。だから力尽くで進めるしかない
・まず会社の文化を変えることから始めた。○「おはようございます」、×「お疲れ様」、全員「さん」付けで呼ぶ
・時代は変化した。かつての成功モデルだった「高学歴、高齢、男性」によるマネジメントは通用しない。「工業製品、大量生産、偏差値教育」は通用しないのに、日本は今でもそれを続けている。国の弱体化の原因だ。
・変革とは既得権を奪うこと。私は率先してそれを捨てた。人事権、個室、接待費ect.
・経営とはすべてのステークホルダーを喜ばせることだ。優先順位は、①顧客と取引先、②従業員とその家族、③地域社会、④株主
・経営を優しい言葉で言うと、世のため人のために(必要条件)、儲けること(十分条件)
・何を変えたか?仕組み、組織、人の順に変えた。まず社員にカルビー60年間の棚卸しをして貰った;①良いことだから続けること、②良いことだが出来ていないこと、③無駄だから止めること。
・古いものをまず捨てよ。それを温存したまま改革は出来ない。例えば就業規則を廃棄した
・ダイバーシティ推進委員会を社内に作った。2年交替、全員参加
・初の女性地域事業部長が誕生したとき、彼女に一つだけ命令した「4時に退社せよ」。他の社員も、女性から始まってその例に倣い始めた
・このように改革は上からでないと進まない
・ダイバーシティは企業成長のエンジンだ
・働き方の改革と同時進行が必要だ。長時間働けばモノを多く生産出来る時代は終わった
・「働く」とは何か?ーーあなたのクライアントは誰か?あなたのクライアントの抱える問題は何か?あなたはその問題を解決しているか?働くとはそういうことだ。それをしていないなら、あなたは働いていないのだ
・会社は社員に成果を求めている。社員の時間を奪うことではない。会議は不要。在宅勤務でもよい。成果が出ればよいのだ
・会社とは魅力的な人を作るところだ。そういう人々は良い仕事をする。すると会社は儲かる
・あなたのリーダーシップが会社を強くする
・リーダーシップには正解がない。決めてその通り実行するべし。うまく行かなければ、やり方を変えればよい
・強いリーダーの要素;伝える、決める、逃げない(結果に対して責任を取る)
・社員への感謝、認めること(賞賛すること)、報酬の三つのバランスが大切だ
・カルビーの「夢経営」について、これは積み上げではない。夢を持つこと!夢は持たないと実現しない
・仕事に男女差は全くない
・ダイバーシティの必要な理由を、社員に何度も丁寧に説明した。3−4年かかった。
・決して考えを変えない人はいる。そんなものだと思って進めよ
・女性登用の成果が出ると、人はそれを認め始める
・女性は昇進を望まない、登用する人材がいないというのはウソ。アサインすればよい
・カルビーでは女性役員の登用から始めた。(下から積み上げではない)。登用して育たなければ役員から外せばよい。その点は男女とも同じことではないか?
・私は成果主義だ。時間も金も無駄に使わない。通勤時間は無駄だ。給料は投資、社員成長の源泉だ
・私は経営者としてダイバーシティを進めないと会社が弱くなるのでやってきた。組織が存続するのは従業員とその家族のために必要だ
・女性は人口の半分だ。女性を活用しなくて会社はやっていけない。ゴルフするのに、右手だけで打てますか?
・ダイバーシティとしてなぜ女性に主眼をおくのか?それは女性が充分に使われていないからだ
・性差は当然ある。均質な集団に異物の入るやりにくさはある。それを乗り越えなければ経済は成長しない。会社も成長しない。顧客、社員、地域社会、株主に対し責任を果たせない。
・現在カルビーは59点までは行った。改善点はある。しかし合格点までは行ったかなと思う。

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ヨーロッパのダイバーシティ、「あなたは何人?」と言う質問が意味を持たない

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学びのポイント:企業や、組織にとってのダイバーシティ推進とは一人一人の個性を生かす経営を意味する。ダイバーシティ推進は、すでに煮詰まり日本経済衰退の原因となっている同質社会を変え、新鮮なエネルギーを吹き込むために必須の方向だ。

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30年ぶりに戻ったら (2) — ビジネスもまず、紙

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【名刺を持たないネットワーキングはない。】

日本に戻ってビジネスセミナーのような会合に3回出席、交換した名刺は30枚。

私って凄い日本デビューしちゃった!ーーと思うのは間違い。日本ではまず名刺交換が会話の糸口なんですね。

これ悪くないと思います。

ヨーロッパで30年間、230以上の国籍の人と知り合い仕事をしてきました。中には私に馴染みのないお名前もあります。反対に、私の出会うのは日本の名前に馴染みのない人ばかり。そういうときに名刺は備忘録の役割も果たせて便利な小道具です。

ですから私はヨーロッパの人々はなぜ名刺を持つ習慣がないんだろうといつも思ってました。

ただまあ、そういうヨーロッパから来ると、日本は名刺の洪水に見えることも確かです。

これはどちらが良い悪いという話ではありません。世界はこんなもんだということで。

 

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学びのポイント:なんであれかんであれ、日本では名刺は持っているだけで結構役に立つ。

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