翻訳は社会の違いを隠すーーこともある

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【翻訳のかげに社会の違いが隠れてるって?】

あなたはどこかの子供に年齢を尋ねるときに何と言いますか?

最近英語の字幕の付いた日本映画を見ていて面白かった。

ある場面、やさしそうな女の人が、近所の子供に年を尋ねている。

「今、何年生?」ーー学年を聞いている。

字幕の方は、“How old are you?”ーー年齢を聞いている。

英語では”What grade of the school are you in” などとは決して子供に尋ねたりはしないだろう。

それで思い出した、日本では学年と年齢が一致するんだった!だからこんな聞き方ができるのだ。

スイスでは違う。年齢と学年は必ずしも一致しない。同じクラスの年齢の違う子供たちがいる。というのも、学力が不足し進級するには不十分と認められた子供は、同じ学年でもう一度勉強するからだ。つまり、落第である。

ところが、スイスでは小学生の落第は不名誉でもかっこ悪いことでもないんだそうである。スイスで3人のお子さんを育てている道子さんのお話しだ。

親も周りの人も「自分に合ったペースで勉強できていいじゃない?」とおおらかなものだそう。

たかが子供に年齢を聞くことからして、あちらとこちらの面白い違いが見えてくる!

ただしこれがビジネスだとしたら、笑い話で済まされない事が起きてくる。日本人上司と現地人スタッフの意識のすれ違い、合併相手の企業文化との不和などは、大抵はこういう小さな価値観や互いに思い込んでいる「これが常識」の食い違いが原因だ。

ただいまメールマガジンの準備を進めています。メールマガジンではブログに書かないことをあなた個人に宛てにお届けします。日本人のための国際交渉術、日本発国際センスの学び方、などの他にヨーロッパで仕事をする苦労話などもお届けしようと思います。

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違う土地から来た人々とネギやキャベツの話をしてでさえ

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【なぜ私は日本の八百屋さんに目が眩むのか?】

まずこの写真をごらんください↓

八百屋

こんなの平凡な光景ーーともしもあなたが思ったら、あなたはもしかしたら今手にしている幸せに充分気付いていないかもしれません。

日本の八百屋さんの店先で、私は目が眩んでしまいます!

食が豊か!

日本ではキャベツも味噌汁の具になるほど柔らかい。生き生きした大根の切り口!

ヨーロッパにもネギやキャベツはあります。けれどもネギなら、英語でリーク、フランス語でポワロと呼ばれるそれは、日本のネギとは似て非なるもの。しっかり巻いた固い葉、強い香り。味噌汁の具にするときは薄切りにしないと、柔らかくなるまで煮るのに時間がかかります。日本のネギのような生食はできません。

キャベツは水分の少ないパサパサした食感。刻むときは包丁よりもカンナで削る方が良いのではと思うくらい。固い葉がしっかり巻いています。なるほど、酢漬けにして保存食になるのはこういうキャベツかと納得。

私はキャベツの味噌汁が好きなんですが、それができるのは年に一度、新キャベツがお店に出てくる5月初めの時期だけのお楽しみ。

そのかわり、ヨーロッパの力強いネギには焼いて食べるという楽しみがあります。しっかり蒸して美味しい塩を一降りというのも良い。

違う土地から来た人々とネギやキャベツの話をしてでさえ、その頭に思い描くもの、味の記憶は全く違う。これがビジネスの場面だとしたら、あなたの知らない間に行き違いが起きているかも知れません。軽い行き違いならあってアタリマエですが、それがよじれたら取り返しの付かない事態になるかもしれません。国際M&Aの失敗の7割が文化の違いを双方が充分理解しなかったためといわれています。

そこをもっと知ってみたいと思う方は、ただいま準備を進めているメールマガジンにご登録ください。メールマガジンではブログに書かないことをあなた個人に宛てにお届けします。日本人のための国際交渉術、日本発国際センスの学び方、などの他にヨーロッパで仕事をする苦労話などもお届けしようと思います。

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2018年 初夢の話

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【新年 あけましておめでとうございます! 初夢の話】

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皆さんはどんな初夢を見られましたか?

私の初夢はヘンな夢でした。

ジュネーブ郊外の、大きな家の並ぶ住宅地にあるヨガクラブに私はいました。大勢の人々と入会申し込みの順番を待っていました。その場所は、クラブの中にあるカフェで、ゆったりしたスペースが順番待ちの人で満員でした。中には待っている間にカードゲームをしているグループもありました。

気がつくと、私のTシャツがありません。スポーツバックの中に入れたはずなのに。おかしい!私はもう半ば焦ってそのTシャツを必死で探していました。

探しても探しても見つからないので、遂に「これはおかしい。きっと夢だわ」と思い始めたところで、意識が戻りました。

日本滞在の後スイスに戻ると、似た現象が起こります。それは何かの商品のパッケージを開けるときです。私はつい一生懸命に開け口を探してしまいます。

日本の商品の包装はすばらしくて、必ずどこかに開封口がつけられていますよね。ところがヨーロッパにはそういう気の利いたものはまずついていません。なのに、日本にいたときの癖で、つい開け口を探してしまうのです。いつのまにか、日本の習慣をスイスでも出してしまうのです。そういうとき、日本の包装技術ってすばらしかったなあと、しみじみ日本のありがたみに気付くのです。🤨

今年は新しいメールマガジンを発行しようとただいま準備を進めています。メールマガジンではブログに書かないことをあなた個人に宛てにお届けします!

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自分とは異なる他者から視点を学ぶと、世界はこんなに面白くなる!

新年最初のオンラインセミナー地球市民塾は知っているようで良く知らない隣国、中国で始まります。その中国とガップリ取り組んだ深尾葉子さん(深尾 葉子 大阪大学准教授)のご経験と、そこから「心を自由にするには?」というテーマまで、幅広く問題関心を拡げてこられた思索の道筋を伺います。

”中国の環境問題から人の心の真髄へ”
「世界と関わってきた人たちと話そう」シリーズ 第7回
1月19日 金曜日 日本時間 20:00 – 21:30 /スイス 12:00 – 13:30

お申し込みはこちらからどうぞ。

皆様の新年が、暖かく幸福でありますよう、お祈り致しております。

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日本人の良いところを持つ国際人とは?

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【黒か白かではない。色は他にも沢山ある】

初対面の人に私は会社で仕事をしていますというと、「女性なのに凄いですね」と言われる日本が息苦しくて、社内の会議でなにもものを決めないことに嫌気がさして、決めないどころか会議で意見を言うと「あなたが強すぎるから他の人が発言出来ない」と上司に言われ自分が責められているように思えて、そんなこんなが積み重なり、日本の外で働く決心をしました。

日本という鏡には日本というゆがみがある。Aという国の鏡にもAというゆがみがある。では、私は日本でない国の鏡に自分を映したらどんな人間なんだろう?こんなに息の詰まる思いはしなくて済むんじゃないだろうか?、、とまあ思ったのです。30年ほど前のこと、単細胞でしたがそれなりに悩んだ結果でした。

パリで働き始めてすぐに日本の良いところに気がつきました。約束を守ってくれること、時間に正確なこと、人の縁を大事にすること、相手の気持ちを繊細に察する細やかさ、などです。

けれども、現実には働く場の国際スタンダードは日本のそれとは大きく違うことも骨身に沁みてよくわかりました。

あれから30年、ずっと日本から離れたところで仕事をしてきました。仕事で日本語を使うこともありませんでした。日本に出張なんてありませんでした。

そんな私ですが、自分はお人好しの日本人だと、ほぞを噛んだことは数知れずあります。けれどもそれは、欧州をより深く理解する機会でもありました。同時に日本社会とか日本人を客観的に理解するきっかけでもありました。

だから今、自信を持って言えます。日本文化を自分の中にもったまま、国際スタンダードで仕事することは十分できます。白か黒か、日本か外国か、ではなく。私は日本人の良いところを持つ国際人とはどういう人間なのかを知り抜いています。

そのコツは、、、今、準備中の新しいメールマガジンのなかでお話ししていこうと思います。ブログに書かないことをあなた個人に宛てたメールマガジンに書きます。

テーマの候補は、日本人のための国際交渉術、日本発国際センスの学び方、など。

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釜石の魚市場

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あなた、闘うのよ

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【自分を助けるために、この国では「私は正しい」と主張して闘わなければいけない】

ようこさんの口から出てきた言葉は意外でした!

皆さん、ダイヤル式の電話機を覚えていらっしゃいますか?スマホの姿など誰も想像できなかった、かといってそう遠い昔でもない時代。私がカナダのトロントで勉強を始めて間もない頃、晩秋の寒い夜でした。

電気が切れて真っ暗闇、暖房も止まった部屋の中で、黒電話機のダイヤルを廻しました。ようこさんに助けを求めるためです。7桁の電話番号でしたが、ダイヤルに表示された数字が読めません。右端の1から始まって、一つ一つの数字に相当するダイヤルの穴を指でまさぐって数を数え、なんとか電話をかけたことを今も良く覚えています。

事情を聴いたようこさんの真っ先に言った言葉が「闘いなさい」。

私ときたら、「それは困ったでしょう。私の家にすぐいらっしゃい」と言ってくれるとばかり思っていましたから、もうビックリ!

原因は下宿を始めたばかりの家の大家さんの機嫌を私が損ねたことでした。彼女にも私にも言い分はあるんですが。その夜、電気のブレイカーが作動したとき、大家さんは二度と私のために電気を通じてくれなかったのです。

ようこさんに言われたとおり、私は警察に電話をかけました。今度は3桁の番号を再び指で探って。7桁よりも3桁の方が楽でした。

間もなくポリスが2人来て、大家さんは私のアパートの電気のスイッチを入れました。
その時に学びました。この国では自分は被害者よ、よよよ、、と泣いていてはいけない。自分を助けるために、「私は正しい」と主張して闘わなければいけないんだと。

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飛び立つ人の準備講座 第3回のテーマは「ピンチの切り抜け方のリアル
プログラムとお申し込みはこちらからどうぞ

12月11日 月曜日
日本 20:30 – 21:30 / スイス 12:30 – 13:30

そこの社会にどっぷり浸かって暮らさなければわからないピンチがあります。その切り抜け方もあります。そこからは、日本とはまた違う考え方で成り立っている外国社会のあり方が透けてみえてくることでしょう。

外国で車上荒らし、交通事故、空き巣、リストラ、失業、、、そんなピンチをどう乗り越えたのか、どうぞお楽しみに!

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なくて七癖の国際会議

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【自分の知識や経験を生かすことは国際会議への貢献です】

国際会議場で様々な国の代表の発言を聴いていると、どうしてもそういう言葉が浮かんできます。

個人の癖と利害、国の利害、人々の背負う文化、それも出身国の文化と職業から来る文化とがないまぜになっています。

その中で面白いなと思ったことは、大国は相手を追い詰めないとことです。また、審議文書の中に紛れ込んだ誰もがわかる自明のスペルミスを取り上げて修正を迫るような発言もしません。本質の議論だけをします。

私は無線技術の標準化の会議に最近何度か議事録を執る仕事で参加する機会がありましたが、これはその時に気付いたことです。

無線技術分野の大国はアメリカです。アメリカは20人ぐらいの代表団を送り込みます。アメリカが技術力も経済力も他の追随を許さない大国ということは誰もが知っています。

アメリカの代表は力尽くで議事を押し切るようなことはしません。けれども存在感を示している。議論にキチンと参加し、アメリカとして言うべきことは言います。

日本も進んだ技術はあるのですが、特定のテーマに対する発言では貢献があっても、議事全体に貢献する発言が少ないので、存在感で損をしているように見受けました。

技術力や経済力はさほどではない国の代表も大勢参加しています。その中でも会議の常連から一目も二目も置かれる人々がいます。そういう人たちは、議事を進める建設的な意見を出したり、会議の中で副次的に形成されるテーマ限定の専門家グループのリーダーを買って出るなどして、会議の進行に貢献しています。

国際会議の中でも自分の知識や経験を生かすことは会議に対して大きな貢献になります。チャンスはきっとあります,あなたがアンテナを向けてさえいれば。

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12月のスイス発オンラインセミナー地球市民塾
プログラムとお申し込みはこちらからどうぞ

情報化社会がちゃんと機能するために、ネットが理屈の上だけでなく本当に国境を越えても繋がるために必要なのは国際ルールです。

ところが私たちにはその仕事を知る機会が滅多にありません。
それは厖大で、技術革新に伴って次々に新しい課題が生まれて、そこに各国の利害の絡む、その上終わりのない仕事です。

えーー?!誰がそんな仕事をしているの?

12月14日、その方から直接にお話しをうかがいませんか?

情報化社会を支える国際交渉”
12月14日 木曜日  日本 20:00 – 21:30 /スイス 12:00 – 13:30
橋本 明さん(NTT ドコモ社)は、35年以上にわたり国際電気通信連合(ITU)の会議に日本代表として参加し、2007年からは8年間にわたり携帯電話技術の標準化委員会の議長を務めてこられました。

標準化とはどんな仕事?
技術専門家にとっての国際会議・国際交渉とはどんなもの?
議長として利害の食い違う国、業界・企業の人々をまとめていくために心がけたことは何か?

技術系のお仕事を目指す方
現在そういう仕事についている方
今まで知らなかった世界のしくみを知ってみたい方
利害の異なる人々をまとめるお仕事に苦労されている方
またそのほかのことに関心のある方、どうぞいらしてください。
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世界電気通信連合(ITU)の旗、ジュネーブ

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フランス語を習っていて悔しかった話

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【羨ましいを通り越し、神様は不公平だと思った】

ジュネーブには州立の語学学校がある。語学と行っても大半はフランス語のコースで、それから少々の英語コース。スイスの国語であるドイツ語は英語よりもクラスが少なく、同じく国語のイタリア語はあるにはあるが受講者が少なくて閉講になるコースもあるほど。スイスに加盟したのはたったの200年前、スイスの都市というよりも国際都市であるジュネーブらしい現象だ。

人口の半分以上が外国生まれの人々という土地柄。この州立の学校は色々な理由でここに移住した人たちの自立を言葉の教育で助ける役目も担っている。

私もこの学校に1年近く通った。

色々な国から色々な理由でここに来た人々がクラスにはいた。年齢も様々だった。

ラテンアメリカの人たちは勉強しなくてもフランス語がスイスイ上達した。母語のスペイン語はフランス語にそっくりだからだ。彼、彼女らは書いたものなら習わなくても読める。彼ら、彼女らの発音は母音をハッキリ発音するスペイン語ふうだが、かまうことはない。遠慮とか、自分を恥じるという思考回路のない、前に前に出て行く明るい人々だ。発音がどうだろうが文法があやふやだろうが、とにかく話す。これでうまくなっていく。

夏の講習の時は羨ましいを通り越し、神様は不公平だと思った。ラテンのクラスメートたちは、朝5時までディスコにいて、予習も復習もせずにクラスに出てきて私よりも早く上達する。

反対に同じ悩みを持つ人々がいると知って嬉しかったのは、ロシア語やポーランド語が母語の人たちがクラスにいたときだ。彼・彼女らの言語にも冠詞、定冠詞の区別が無いのだそうだ。
ひゃあーー嬉しい!私だけの悩みじゃなかった。

私などよりもっと必死に言葉を学んでいる人々がいます。ヨーロッパに来た難民と呼ばれる人々です。

彼ら、彼女らにとって言葉は新しい土地で生きていくために不可欠の手段です。
11月のスイス発オンラインセミナー 地球市民塾 「世界と関わってきた人たちと話そう」シリーズ第5回ではその難民を支援する人々に焦点を当てます。

「自宅で難民と暮らすって?ー理解は経験から育つ」

インスピレーショントークはジャーナリスト、エッセイストの長坂道子さんです。

私たちはこの地球の課題にどう取り組めばいんでしょう?
難民て、あなたの隣人かも知れません。
長坂さんの取材したドイツの人々の経験にヒントがあるかも知れません。

いよいよ明後日です。
11月11日 土曜日
日本時間 18:00 – 19:30 /スイス 10:00 – 11:30
キャンセルが出ました!あと2席あります。
詳しいプログラムとお申し込みはこちらへどうぞ
↓↓↓↓↓↓↓
https://goo.gl/DqjsPX

よかったら長坂さんの書かれたこちらの本もご覧になって下さい。
「難民と生きる」(新日本出版社、2017年3月刊行)

写真はジュネーブの典型的な11月の空。雲が二層になって垂れ込める。暗いのなんのって。
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