30年ぶりに戻ったら (42) — 雪崩の下でスマホは使えますか?

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【事実を知っている人の言葉は強い】

先日、レガというスイスのユニークな航空救助隊の提供するスマホのアプリについて取材していたときのこと。

このアプリを持っていると、山中で怪我をしたときなど人のいない場所で遭難したとき、自分の居場所をGPSを使って正確に知らせられる。それが一刻を争う災難救助には不可欠だ。

お話しを伺いながら、スイスなら雪崩に巻き込まれた人もこのアプリを発動させられますね、と私は言った。軽く相づちを打つつもりだった。けれどもレガの広報官、Sさんの言葉にハッとした。

「雪崩の下では雪に押しつぶされてスマホなんか使えませんよ」

あ、この方にとっては雪崩は絵空事じゃない、現実なんだ!

事実を知っている人の言葉は強い。

その時、唐突に思い出した。東京の通勤ラッシュの話は、ヨーロッパで出会った誰に話してもわかって貰えない。車両に人が詰め込まれ、両足を床に付けられないことさえある、と言ってもわからない。私はこんなに具体的に話しているのに!😨

これはどちらが良い悪いという話ではありません。世界はこんなもんだということで。

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学びのポイント:その人の知っている事実たら、あなたは新しい体験を発見できる。今日は人の話の中から、何かを追体験する日にしよう。

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