30年ぶりに戻ったら (11) — 名刺交換がネットワーキングの始めで終わり?

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【ビジネスも紙で?】

ビジネスパーソンの集まりにもボチボチ出かけ始めた。名刺をたくさん持って。
ところが直ぐに気がついた。大半は名刺交換したら会話は終わり。

え!?

頂いた名刺を見て、私が「これはどんなお仕事なんですか?」「何年続けておられますか?」などと話しかけ、その方と会話を繋げようとすると、だんだん相手の方からなにやら居心地悪そうなオーラが出てくる。気を読まない私だが、これは”あなたとの会話にこれ以上引き留められたくない”というサインか?と気付く。

じゃあなぜネットワーキングの集まりに出てくるんだろう?

人と知り合わなくてもいいから、名刺を集めるだけ?

私の付き合ったヨーロッパの人々がどの人も皆社交上手とは思わない。色々な人がいた。ジュネーブの人々のなかなか打ち解けない気風には手の打ちようがないと感じたものだ。それでも、ヨーロッパの人々は社交の場では話をするものと、一応は心得ていたように感じる。

方や日本の人々は礼儀正しく名刺交換するプロトコルは熟知しているのに、自由回答になるとからきし答えが出てこない。ましてや、私に質問する人などは皆無に近い。会話が弾まないのだ。それどころか、だんだん私が相手の身元調査をしているような気がして申し訳なくなってくる。

会話しない人々は、答えるものを持たないのではない。ひとりひとり、ちゃんと何かをお持ちのはずだ。ただ、そういうご自分を語る方法を知らない。圧倒的な練習不足なのだ。

国際ビジネスの場で日本人はここで損をする。

これはどちらが良い悪いという話ではありません。世界はこんなもんだということで。

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学びのポイント:まずあなたの目の前にいる相手に興味を持とう。会話の練習は毎日できる。それを積み重ねるかどうかで人生は大きく変わるだろう。

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