“Bel été!”(素敵な夏を!)

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【もしかしてあなたの知らないスイスの夏】

学校や地域の活動が終わる6月の末で、ジュネーブの街は一旦休息に入ります。

しばしのお別れ、”Bel été!”(素敵な夏を!)という声がやっと暮れかけた夏の遅い夕暮れの道路に響きます。

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言霊(ことだま)て、あると思います。

フランス語にも。

“Bel été!”(素敵な夏を!)

そう声を掛け合って、散りじりバラバラ、クラスメートだったマダムたちがそれぞれ帰宅の途につきます。

6月最後の木曜日、私の通うアクアジムの最終日です。私のクラスでは、最終日のレッスンの後一人一品持ち寄って、毎年村の小学校の片隅でささやかな打ち上げを催します。3人の先生にも来て貰って。

これが楽しい。

めいめいが手作りのタルトや、近所のワイナリーで生産するワインを持ち寄ってきます。私は毎年、近所の農家でとれた新鮮な野菜を使ってサラダを作って持って行きます。

午後8時頃から始まって、お喋りや自慢の料理を楽しんで、10時近くにはお開きです。

その最後に皆が別れていくとき、いつも声を掛け合うのです。

“Bel été!”(素敵な夏を!)

9月にアクアジムが再開されるまで、しばしのお別れです。

こうして静かな夏が始まります。

皆さんの夏はどんな夏でしょう?
皆さんにも、Bel été!

写真は、今日皆で持ち寄りパーティーを楽しんだ小学校の玄関先。今年は冷たい雨に降られてしまいました。それでも午後9時過ぎの空には残光が明るい、白夜です。

A Gym 恒例の納会の日 2017

 

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「ボクが居眠りしてました。」でもあやまらない。ヨーロッパ人を読み解く

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【”謝る”というカルチャーの違い】

あなたは、「済みませんがーーーをしてくだしますか?」「申し訳ありませんが、もう一度お電話をいただけますか」「遅くなって申し訳ありません」などなど、謝る言葉をたくさん使っていませんか?

ところがここヨーロッパは違います。

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晴れた昼下がり午後2時半頃、交通事故に遭った。

麦畑の中を行く田舎の一本道。私がいつものようにクルマを走らせているとセンターラインを越えて突然対向車が突然真正面に突っ込んで来た。

信じられなかった。

ハンドルを右に切って避けようとしたが避けられず、ガシャーン!(ヨーロッパではクルマは右。皆さん、御注意を)

目撃した人が二人、直ぐにクルマを停めて私の側に来てくれた。

私はガラスのかけらを前身に浴びたため、道路端の草むらに腰掛けることもできなかった。無数のガラスの破片が肌に食い込んで痛かった。

対向車の運転手は24歳のロドリゲス君。彼は業務時間中だった。

そこで面白かったこと。

“Ca va?” (大丈夫?) 彼から私への最初の一声だった。

だけど衝突の原因を作ったロドリゲス君は終始私に一言も謝らなかった。

私は驚かない。「ああ、やっぱりね」と思っただけ。なにせ私はカナダに2年、欧州に28年。いよいよ深刻な事態が起きたとき,欧米の人は謝らないということを骨身にしみて知っている。

彼は居眠りしてたとすぐに自分で言ったから、黒白はハッキリ。私はそれで良いと思った。

と言ってしまうとこの話はここで終わるが、もう少し続けさせて欲しい。

ロドリゲス君が日本人だったら、まず、真っ先に謝ると思う。自分が居眠りしていたと、彼は私にも、目撃した二人の人にも言っていた。現場に来た警官にもそう言ったんじゃないかな?私は聞いていなかったけれど。

だから彼には自分は悪くないと言い張るつもりはなかったと思う。

なのになぜ謝るという発想がないんだろう?

それは彼だけじゃない。以前カナダに住んだときにもそう思うことが度々あった。

欧と米とは違うけれど、敢えて欧米とここでは言おう。欧米人と日本人とでは「謝る」と言う感覚が全く違うと思う。欧米では謝るということ自体に日本ほどには大きな意味が置かれていないように思う。

ところが日本はその反対のよう。たとえ自分が悪くなくてもまず謝っておく。

だってこの場合、ロドリゲス君が私に謝ってどうなるというのだ?

それよりも、彼がそれこそ隠し立てもせずに自分が居眠りしていたといったことの方が意味を持つ。これで、私への賠償金は彼の方の保険会社が負担することになるんだから。

私もロドリゲス君に「謝りなさい」と言おうとは思わなかった。事故のショックで気持ちはヨレヨレだった。そう言うときに美辞麗句はいらない。

ただこの機会に異文化観察をさせて貰った。

IMG_0110
私の愛車はこれで廃車に

 

 

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ダイバーシティから学ぶ方法とは?

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 【会話を通し、心を開いて学び合うダイナミズムに尽きます】

互いが対等な立場に立って、会話を通して学び合う場、そこに新しいアイデアと気づきが生まれます。

イノベーションもこういう環境で生まれて来るのです。

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6月のある日曜日、私はベルンで研修会の講師を務めました。

テーマは、「ケース学習」という学びの方法の紹介、受講生はスイス日本語教師の会の会員の方たちです。普段先生でいらっしゃる方たちがその日は生徒になり、私が先生の役割になったわけです。(我ながら大変なことになったと、、。汗)

ケース学習とは、実際のケースに基づいて書かれたストーリーを全員で読み、登場人物の気持ち、問題の本質を一つ一つ考え、解決方法をグループで話し合うというプロセスを通じて、文化の異なる人と仕事を進めるスキルを身につけていく学習の方法です。

このようにケース学習は問題解決のプロセスに大きな意味があるので、ケース学習の本を読んでもそのやり方や意義が身につかない、ハラ落ちするまでにはわからないことは簡単に想像できますよね。テニスの本を読むだけで、ラケットを手にしてボールを打たなければテニスの腕は上がらないのと一緒です。

そこで私は受講する皆さん全員にケース学習を実際に体験して貰いました。

ケースを元にしたディスカッションにもロールプレイにも、皆さんは熱心に取り組んでくださいました。会場いっぱいに、それぞれの登場人物になりきって気持ちを考える受講生の皆さんの生き生きと話し合う声が響いて、活気に満ちていました。

研修の終わりには、それぞれの方が多くの学びと気づきを得てくださったようです。最後のワークの後でホワイトボードに貼って頂いたポストイットにその思いが溢れ出るようでした。

こういうワークはひと思いに飛び込んで、脳みそに汗かきながらも楽しみながら取り組むのが、多くを学ぶコツです。

心を思い切って開くのです。

そこにドッとアイデアの元となる心と頭の栄養が流れ込んできます。その瞬間、思いもつかなかった閃きが生まれるのです。

そのダイナミズム!

これが会話のチカラ、場のチカラです。

こういう場では、お互いが先生です。つまり、参加者皆が教え会い、学び合うのです。同じケースを読んでいるのに感じ方、考え方の十人十色だということに気づき、驚く。その会話の中で、自分の脳が触発され、新しいことに気付いて行くプロセスそのものが学びになっているのです。

人は自分が考え抜いて得たことは決して忘れません。それどころか、会話を通じて考えを深める練習をしているようなものですから、次に別の問題にぶつかったときに考える用意が頭の中にできています。

一心に学ぶ気持ちに場所や年齢に関係がないという姿を目の前にした1日でもありました。

気持ちの良い夏の日曜日となりました。

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ベルンに行く列車の車窓に夏のスイスが広がります。

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