カーシェアリングを災害復興に使えないか?

行動するICTの先覚者、会津泉さんは、情報支援プロボノ・プラットフォーム(Information Support pro bono Platform, iSPP)というグループを作られ、ICTを使った東日本大震災支援を現地の方たちと議論を重ねながら行っておられます。

iSPPのメーリングリストから、仮設住宅に住まわれる方のためにカーシェアリングを立ち上げようとしている方のニュースがありました。カーシェアリングシステムのアイデアそのものは新しくありませんが、被災地の仮設住宅で使うとは!クルマは必需品だが数が足りない、という状況がそこにはありますね。つまり、市場はある。実際郡山市で導入が検討されているそうです。

アイデアはある。それを動かすためのシステムもある。運用実績もシンガポールなどである。

ところが、仮設住宅のある場所で実用に移すためには、費用もさることながら、現地でメンテナンスをする人のいないことが問題だそうです。

震災を機に、こういうシステムが現場で実験を兼ねて利用されれば、素晴らしい経験を積む機会になり、きっと現在の便宜と将来の改良のために役立つでしょうね。将来、「あの震災を機にこのシステムが育った」と言えるようになるといい。そう思って、読者の皆さまにもこの情報を回覧致します。

どなたか、この件で力を貸してくだされる方はいらっしゃいますでしょうか?

ご連絡は、iSPP事務局まで直接お願いいたします。

引用 *******************************************************

被災者向けの仮設住宅にカーシェアシステムを提供。

ドコデモエコカー
http://www.docodemoecocar.org/

日独協会横浜の理事ユーデック氏が中心となって立ち上げたNPOがあります。彼らは被災地への中期的支援策として、「日常の足」である自動車を提供しようとしている。

東北地方は移動は主に自動車に頼っており、一家に2台以上保有している家庭がほとんど。しかし、今回の震災では津波に流されるなど、多くの車が被災にあった。仮設住宅は用地の都合で不便な場所に作られる事が多く、車を失っている被災民として生活に不便であるとの指摘もある。

そこで、仮設住宅に共同利用出来る車と車両管理システムを提供するのが彼らのプロジェクト。車は中古車を購入し、管理用のシステムを取り付けてから現地に送る。車両管理は、既にドイツ・アメリカ・シンガポール等で利用実績のあるキーマネージャー(KeyManager)システムを利用し、運用についてはシンガポールの Car Co-op in Singapore からノウハウを得ている。

使い方はネットから利用したい時間を予約し、現場のキーボックスに認証コードを打ち込むと車のキーが取り出せる分かり易い物。既に日本語対応も済んでおり、ケータイからの予約も可能となっている。既に郡山市の仮設住宅で実現に向けて話が進んでおり、さらに南相馬など他の地域からも要望がきているという。問題は費用。中古車の購入などに国内企業の支援を受けているが、車の燃料費やメンテナンス費などを車の維持には費用がかかる。既にドイツ政府やドイツ商工会議所からも支援の約束は取り付けているが、仮設住宅すべてをまかなうとなると30億以上の資金が必要になると言う。

ハンス-ヘニング ユーデック(Hans-Henning Judek)
KeyManagerの解説ビデオ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〔略)
ユーデックさんによると、費用以外の問題点として現地にメンテナンス要因が必要で、その人員のあてがないそうです。

車自体のメンテも必要ですが、問題は管理システムのメンテである程度パソコンに詳しい人が必要なのだそうです。

もちろん、雇用対策の面もあるので、管理人になってくれた方にはある程度の費用は支払うつもりではあるとの事。iSPPとして協力できませんか?

(引用終わり) ***********************************************************

広告

投稿者: Yoshiko KURISAKI (栗崎由子)

I am Yoshiko Kurisaki, Japanese, executive consultant specializing in cross-cultural management between Europe and Japan. Being based in Geneva, I travel between Europe and Japan. Culture may be a stop factor in business. That said, if you go beyond that, culture is a vaIuable source of inspirations and innovation. I help European businesses to turn cultural barriers to innovation.   栗崎由子(くりさき よしこ)、ダイバーシティ マネジメント コンサルタント。二十余年間欧州の国際ビジネスのまっただ中で仕事をしてきました。その経験を生かし、日欧企業むけにビジネスにひそむ異文化間コミュニケーションギャップを解消し、国籍、文化、性別など人々の違いを資源に変えることのできるマインドセットを育てるための研修やコンサルティングを行なっています。文化の違いは”面倒なこと”ではなく新しい価値を生み出す源泉です。日本人の良さを国際ビジネスに生かしながら、違いを資源に変えて価値を創造しましょう。ジュネーブ在住で、日本とスイスを往復しています。

“カーシェアリングを災害復興に使えないか?” への 4 件のフィードバック

  1. DoCoDeMo Eco Carの代表理事の小澤です。この法人はNPOではなく、非営利型一般社団法人です。

    被災地の仮設住宅に送る車両及び車両管理システムは、被災された方にご負担させるわけにはいきませんので、1年間は車両、その保険、税金、車検、メンテ、雑費、燃料及び管理システムとも無償で提供することを計画しています。

    やはり、車両及びその使用状況等を管理する管理人の方の選定とトレーニングが重要となります。是非ご支援、ご協力のほどよろしくお願いします。

    1. 小澤様、

      私のブログをご覧頂き大変光栄に存じます。着眼点がとても良いと思いましたので、iSPPのメーリングリストから転載させていただきました。

      アイデアを実現するご苦労の最中だとお察し致します。私も遠方から、応援させて頂きます。今後、進捗状況をウェブサイトなどでお知らせされるご予定はありますか?

  2. 小澤様、

    サイトを拝見しました。これでプロジェクトの説明が随分便利になりますね。今は立ち上げの時期ですることが多くて大変だと思います。ご苦労が実りますように。

    栗崎 由子

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中