代表者ごあいさつ

「自分は国際人」と思っていた私の、目からウロコが落ちたとき–真のダイバーシティへの気づき

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栗崎由子のプロフィールは、こちらをご覧ください。

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「なぜもっと早く昇進したいと言いに来なかったの?会社は今年は減収なので、全社的に昇進を止めているの。」

上司からそう言われた時、それは、自分がこの期に及んでもどれだけお人好しの日本人なのか、後悔と痛みを伴って分かった瞬間でした。私がヨーロッパで仕事を始めてから20年以上が経っていました。

私は生まれも育ちも日本です。日本ではNTTに約10年間勤務しました。入社した当時は、NTTとして大卒女子を戦力として採用する方針が施行されてからまだ3年目、他の会社では長く働き続けたい大卒女子が就職する道は、大半が閉ざされていました。そんな時代でしたから、東京の本社でも地方の電話局でもパンダ以上に珍しがられました。新入社員として、NTTではみっちり、日本のサラリーマンとしての修行を積みました。

その後、1989年に経済協力開発機構(OECD、パリ)にポストを得て東京からパリに移りました。当時OECDの日本人職員の大半は官庁からの出向でしたが、私は公募でした。

以来四半世紀以上の間、いろいろな山坂を超えながら、私は欧州大陸で仕事をしてきました。OECDの後、SITA(ジュネーブ)という世界230余カ国で営業する多国籍企業に転職し、国際関係担当マネジャーとして世界各地で頻繁に開かれる通信市場自由化交渉に出席した時期もあれば、終身雇用の無い外国のこと、失業して不安な日々を過ごしたこともありました。

振りかえると私は、仕事でも私生活でも、一個人として欧州とヨツに組んできたのでした。企業の駐在員や、出向という、日本の組織の一員としてでなく。それを20年以上続けて来ました。その私にしてからが、国際社会では今だに「お人好しで、おとなしい日本人」だったのです!

冒頭の経験は、SITAに勤務して10年以上経った時のことでした。

私もお人好しの日本人でした。 

私は本当にお人好しでした。もともと日本を出たのは自分の意志です。それ以来、国際機関や多国籍企業で200を優に越える国籍の人々と仕事をしてきたというのに、私は芯から日本人だったのです。「良い仕事をしていれば、きっと誰かが見ていてくれる、そういう私に報いてくれる」、私は無意識のうちにそう思っていたに違いありません。それは日本人なら大半の人が思うことでもあるでしょう。

頭では分かっていました。国際機関でも、その後に移った多国籍企業でも、定期的な人事異動や昇進、定期昇給などはありませんでした。昇進も昇給も、自分から仕掛けていかなければなりません。「自分はABCの仕事を手がけ、XYZという成果を出した。だから、昇進させて欲しい、昇給すべきだ。」そのように言って、上司と話し合わなければならないのです。そういう議論をすることは、上司との交渉でもなければ、ましてや攻撃ではありません。当たり前の話し合いなのです。私にはそれができませんでした。昇進していく同僚たちを身近に見ていたのに、自分の昇進を自分から上司に話しに行こうという発想さえ、私にはありませんでした。良い仕事をしていれば、きっと昇進が向こうからやってくると思っていたのです。

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自分の思い込みに気づくというチャレンジ

日本の常識は、外国での常識ではない。頭では誰もがそう分かっています。ところが、現実にはいつのまにか、誰もが自分に染みついた価値観の通り行動してしまっています。ここに異文化社会で生きる際の落とし穴があります。

日本人だけではありません。人は誰もが何らかの文化的背景、価値観を持って生きています。そのため、文化の違う社会で生きる人間はどうしても、多かれ少なかれ同様の落とし穴を経験するものです。

ただ、日本人だからこそ充分に注意し、少なくとも自分にはそういう落とし穴があるとあらかじめ覚悟しておくことは役に立ちます。日本人のモノの考え方は、世界の中でも相当にユニークだからです。そう思っておけば、外国で、または外国人と仕事をする中で「何かおかしいな?」ということに出会ったとき、なぜ自分はそう感じるのか、一歩下がって考える余裕が生まれます。それは自分が無意識のうちに思い込んでいる常識に照らして「ヘンだな」と思わせるのか、それとも別の原因があるのか、考えるきっかけになります。その点を意識するとしないとでは、異文化社会に適応する上で、大きな違いが出てきます。

そして、そういった自分の無意識への気づきこそダイバーシティ豊かな社会にあって、色々な考え方、色々な見方をもつ人々と知恵を出し合い、よりよい答えを見つけて生きていくための第一歩なのです。

それはまた、日本、外国を問わず、女性、男性、年齢などの違う多様な人々と一緒に働きながら、そこでの気づき、そこで生まれる知恵の数々を資源にしてよりよい社会を作っていく第一歩でもあります。

「グローバル力」 5つのポイント

文化を異にする人々と仕事をするのは、外国に行って仕事する場合だけではありません。国内で仕事をしていても、上司や部下、同僚に外国人、つまり自分と文化を異にする人々が登場するようになりました。国内ビジネスだけの会社だと思って入社したが、時代が変わり、外国の会社を買収した結果、外国人社員が増加、今では社内会議を英語で行うようになってしまった、という例もあちこちにあります。日本国内にも、国際社会が育ちつつあるのです。

そういう時代に生きる皆様には、外国で仕事をする、しないに拘わらず、「グローバル力」を身につける必要があります。「グローバル力」とは国際社会で仕事を進める上で基本になっている事柄のことです。

「グローバル力」には大きく言って5つの要素があります:

1.自分の意見を持つ力

他の人に言われたことや暗黙のルールを鵜呑みにせず、自分はどう考えるのか、一度自分の中に引き取って考え直す力。

2.自分の考えを主張し、相手を説得する力

これが肩肘張らずにサラリとできるようになったら、しめたもの。

3.相手に、率直に質問する力。

日本の外には、あうんの呼吸で通じるものは何もありません。だからこそ、わからないことを質問する権利が、あなたにはあるのです。質問は他者への攻撃ではなく、「あなたの話に関心を持っている」というサイン、相手に対する一種の敬意でもあります。

4.違う意見を持つ人と、建設的な対話をする力

異なる意見を持つ相手の意見と人格とを混同しないこと、そして、意見は意見として聴くこと。そこに自分の価値判断を交えないこと。その上で、自分の意見を練り直し、共に取り組む課題のより良い解法を提案する力。

5.人を個人として見る力

国際社会では、あなたの想像を絶するような意見の持ち主、考えつきもしないような文化的背景の持ち主に、大勢出会います。そういう人々と建設的に仕事を進めるためには、相手を個人として捉えるよう心がけることが大事です。相手に国籍、性別、宗教などのレッテルを貼ると、相手の意見を汲み取り損ねて、それとは気づかないうちに、自分が損をしてしまいます。

ここに挙げた「グローバル力」は、練習によって身につけることができます。日本国内でも練習できます。グローバル力は、外国語を話す力ではなく、人との関係を作るためのマインドセット(気持ちの向き方)だからです。

「グローバル力」を身につけるための第一の秘訣は、他流試合を繰り返すことです。

例えば、自主的に社外の人々との勉強会に行くのは、その第一歩です。

その際、どんな集まりでも、最低3人の知らない人と話をすることをマイルールにすることをお勧めします。例え同じ日本人同士でも、大きな発見があることでしょう。

これが、異文化交流の始まりです!

小さな成功を積み重ねて行きましょう。それはきっと、国際ビジネスに生きます。

新しいことを実行に移すとき、失敗はつきものです。何かにチャレンジした結果の失敗を喜びましょう。失敗は学びの資源だからです。そういう楽観性もまた、国際社会を生きる力です。

「グローバル力」を育てるのは、未体験ゾーンに飛び込む勇気と、それを楽しむ好奇心です。私はそのようなマインドセットをもつ日本人が一人でも多く増えることを願ってます。

私はグローバル力を身に付けたい人を応援します。

私の夢は、「グローバル力」を持つ日本人を育てることです。

私は欧州での数々の痛い経験を、日本の皆様のお役に立てます。長い欧州生活を通じて培い、失敗を通じて学んできた経験を学びの材料にして皆様にご提供しようと、ヨーロッパージャパン ダイナミクスを設立致しました。

グローバル力を身につけるということは、外国人と対決することではありません。考え方、文化の違う人々と共に仕事を進め、共に生き、その過程を通じて、1+1が2以上になる価値を生み出すことです。

そのためにはまず、あなたの外国とのコミュニケーションのズレを診断します。そのズレがわかったらお互いにわかり合えるコミュニケーションの方法を探しあてます。そこまで行ったらしめたモノ!そのズレは両者の共有する価値を生み出します!

その経験はとても楽しいことです。自分が今まで考えてもいなかった世界が目の前に拡がります。そして、限りなく、クリエイティブです。

グローバル力は、一度のセミナーで身につけることは、残念ながらできません。何度も、色々な場面で経験を積むことが必要です。

ご安心ください。私があなたとご一緒に歩きます。私の失敗を繰り返さないでください。他人の痛い経験から学んでください。20年以上の間、日本という看板を掲げずに欧州で仕事をしてきた私の経験をあなたの栄養にして、グローバル力を身につけてください。

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グローバル力ある日本人になってください。私がサポートします。

グローバル力と日本人の持つ良さは矛盾しません。日本人には、正直、勤勉、味覚や美に対する繊細な感覚など、多くの美点があります。これは世界に誇れる日本の文化資産だと私は思います。グローバル力を身につけたからといって、そのような美点を失うことにはなりません。むしろ逆のことが起こります。あなたは他の文化を持つ人々に、日本人、日本社会の特質を伝えることができるのです。グローバル力のある日本人になること、それは充分に可能です。欧州での多国籍企業で20年あまり仕事をし、経験豊富な私がそういうあなたをサポートします。

ヨーロッパ・ジャパン ダイナミクスは世界に通用するあなたのコミュニケーション力を伸ばすサポートを致します。–> こちらをご覧ください。

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